神様の国 2

伊勢の旅、久々に新幹線に乗りました。
名古屋で乗り換えて、快速「みえ」で伊勢市へ。
三重県初上陸です♪

降り立った伊勢市駅は思いのほか小さな駅で、伊勢神宮でにぎわっていると思っていた私は少しびっくりしました。
本当に田舎の駅っていう感じ。

ハーフパンツで出かけてしまった私は、「神様の領域にあまり肌の出ている服は良くないんじゃない?」という友達のアドバイスによってタイツを購入し、いよいよ「外宮」こと豊受大神宮に向かいました。
確かに、よくよく考えれば海外でも協会なんかには肌を露出した服装では入れないところが多いですもんね。

さすが!と分別のある友達に感謝◎

外宮の近くにある観光案内所でいろんな情報を教えてもらって、ガイドさんに一緒に参拝してもらうことにしました。

神様の国 2_e0146325_2118596.jpg

まずは手水でお清め。
これにも正しい作法があるんだって。

柄杓にいっぱい水を汲み、まずは左手をすすぎます。
柄杓を持ち替えて右手をすすぎます。
また柄杓を右手に持って、左手に水をすくい、それで口をすすぎます。飲まないでね☆
もう一度左手をすすぎ、
最後に柄杓に残った水を柄杓の柄に流し柄杓を清めます。

これをひとすくいの水でやります。
はじめて知った!!


木製の装飾のない素朴な鳥居をくぐって外宮の境内へ。
雨のせいか、空気も清廉な感じがします。

境内の建物はみんな、思いのほか装飾がなくてびっくりしました。
装飾なんていうものは必要ないのかもしれないね。

正宮は鳥居をくぐって、すぐに姿を現しました。
質素な板塀に囲まれた立派な建物。
屋根はかやぶきですよ。
建てられてから20年近く経っているので、みずみずしく苔むしています。
装飾はないけど、だからこそ圧倒されるものがありました。
神様の国 2_e0146325_22192024.jpg


板塀の柱一本一本には榊がかけられていて、2か月(だったかな)に一度は必ず新しいものに変えられるんですって。
よくよく見ると、境内の建物の柱という柱にすべて榊がかけられていました。
これを全部取り換えるんだから大変なものですよね。

正宮の隣には式年遷宮で建て替えるための土地が用意してありました。
本当に2千年前と同じ工法で建て替えるようで、まさに「常世」

神様はずっと変わらない姿でいるんだな~って感じました。


私たちもさっそく正宮にお参り。
当然、参拝にも作法がりました。

まずは、最敬礼で二礼。深く頭を垂れます。
向き直ったら手を合わせ、右手を少し下にずらして、二拍手します。 パンッ パンッ!
最後にもう一度、最敬礼。

このときお願いはしちゃいけないんですよ~。
無心になり、神様に手を合わせるんです。

なんか、いろんな事やっても、ある意味日本人にとってはこれが本当のリラクゼーションなんじゃないかって思いました。

無心になること。
清らかな気持ちになること。
だから、お伊勢参りが有難いものとして長い年月、人々の間で尊ばれているのかもしれないな~なんて思いました。


あっという間に記事がどんどん長くなるので、続きはまた書きますね(汗)

by nokinoki_yasuko | 2010-07-06 22:49 | 旅行  

<< 神様の国 3 神様の国 1 >>